不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


娘、商店街で人の優しさに触れる

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アトピー娘、床屋さんでシャンプー

こんにちは。思春期ブルー相談室の海野しぶきです。

前回の続きです。

顔面のアトピーがひどくて、顔の皮がボロボロにむけている娘。


不登校ひきこもりのあるあるで入浴は疲労困憊してしまうため、2〜3日に一度シャワーで済ますのが娘のやり方ですが、脱保湿の方法としても、毎日入浴する必要はないみたいです。

ただ娘、頭がかゆくなるのが嫌で、シャンプーだけしたいと言います。


実は、中学生のころに薬の副作用で全身にかゆみがあったときも、お風呂には入れないけどどうしてもシャンプーだけしたくて、私が洗面所でやったり、お風呂場でやったことがあるんです。

でも、小柄な私が娘の顔やからだを濡らさずにシャンプーするのってとっても難しくって、娘も洗えた感がなくて、気持ちいいものではなかったんですね。


そのとき、どうしてもシャンプーしたければ、美容院でシャンプーだけお願いしてもいいんだよ、と言ったのですが、当時の娘は頑なで、全然聞き入れてくれず…。


で、今回の脱保湿で、顔は濡らしたくないけど頭を洗いたい、と言い出したので、数年前のことを思い出しながら「シャンプーだけ美容院でしてもいいんだよ。」と言ってみると、さすがに大人になってきた娘。

「自分でも調べてみたけど、シャンプーだけする人もいるってわかった。
骨折した人とか、病気とか、事情があって
シャンプーだけしてもらうこともあるって。」


「…やる気のあるうちに行ってみようか?」

と誘ってみると、意外にも乗る気。


すぐ服を着て帽子をかぶって、庭から出かけました。


今住んでいるところはマンションなんですけど、1階で、エントランスを通らずに庭から表に出られます。

50メートルも歩けば小さな商店街の端にたどり着き、200メートルの間に美容院と床屋さんが3軒もあるんです。


個人経営の小さなお店で、店名もよくわかんないんですけど、近いところからシャンプーだけお願いできるか直接聞いていきました。


一軒めは予約が入ってて無理だったのですが、二軒めの床屋さんはお客さんが誰もおらず。

おじいさんとおじさん親子のお店のようで、アトピーがひどくてお風呂に入れないから、シャンプーだけしてもらえるか尋ねると、二人で相談してOKしてくれました。


床屋さんなのでシャンプーだけっていうのはメニューになかったのに、1500円で引き受けてくれたんです!

親切でよかった〜。

お金はその場でお支払いして、娘を置いて帰宅です。


それなりに乾かしてもらった娘も、すんなりさっぱり、30分後には帰ってきました。


この日以降、私が床屋さんの前を通ると息子さんの方がちゃんと気づいてくれて、窓越しにあいさつしてくれます。


お客さんのいない床屋さんがどんなにありがたいか、全くこちらの事情はわからないでしょうけど、ホントにホントに、私たち親子にとっては救いの存在。

これまで3回行きました。
定休日を知らずに行ったら休みだったこともあったので、お世話になったのは2回ですけどね。


今住んでいるところだと、娘も外に出やすいみたいですね。

前に住んでいたところはマンションの上の方でしたから、外に出るまでも時間がかかったんですけど、今は庭からさっと出られて、ハードルが低いみたい。

行くときは私と一緒じゃないと出られませんが、帰りにひとりで歩くのは気持ちよかったと言ってました。


まさかまさかの想定外の引越しが原因で、ストレスからかゆかゆがスタートした娘ですけど、引っ越してきた場所に少しずつ慣れてきて、ここならではのいい部分や楽しいことが見つかると、パニックも改善してくるかもしれないですよね。


(つづく)