不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


#3 引越し覚え書 娘対策編。ひきこもりパニック障害の娘のストレスをいかに減らすかが課題

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なるべく引越し作業に関わらせない。
娘がひとりで待機できる場を確保

みなさん、こんにちは。
家族支援カウンセラーの海野しぶきです。
ゴールデンウイークが終わりましたね。


引越しの覚え書としての記事が続いていますが、今回はひきこもり娘対策について書いてみます。


ST気質(発達障害及びその周辺のグレーゾーン)でストレスに弱い娘は、引越し前のストレスがすべてかゆみに表れていて(特に顔)、メンタル的にもアウトな感じでした。

未知のことが迫ってくるっていう状況が最も強いストレスなんですね。


引越し前、コロナの影響もあって唯一の外出である外食もできず、ますますひきこもっていた娘。

こんな状態の子にいくら時間があるからといっても、自分の部屋の段ボール詰めをさせたら死ぬと思い、本人が一番大事にしているゾーンの飾りだけは自分で取り外してもらう約束にして、しまうのは全て私が担当しました。


引越し前日は私たち親が最後の追い込みとなるので、娘の部屋のことは2日前の夜までに終わるよう娘に頼んでいたところ、その日の夕方には壁一面に貼ったポストカードを丁寧に剥がしてくれましたよ。


で、引越し前日からの1泊で、住んでいたマンションのゲストルームを予約しておき、娘がいつでも避難できるスペースを確保。

引越し当日は6人の作業員さんがごった返していたので、ゲストルーム待機は大いに役立ちました。

レンタルWi-Fiも持ち込んで、家にいる時と同じでずっとVtuberどうぶつの森です。


娘には搬出が済んでから空っぽになった家に来てもらったところ、テンションが上がって饒舌になってました😅


そして、家族揃って仙台へ出発です!

移動はもちろん自家用車。
娘は公共の乗り物が苦手ですし、千葉ー仙台間なら車でも無理ない距離ですしね。

娘も一度も酔いませんでしたし、サービスエリアでは佐野ラーメンをしっかり一人前平らげました。


その日は犬をペットホテルに預けてから、人間もホテルに泊まるだけ。
翌日午後からが搬入なので、人間もホテルには2泊です(会社からは1泊分しか出ないけど)。

娘はシングルルーム、大人はツインルーム。
親が搬入作業で朝から夜まで出ている間は娘に親の部屋に来てもらい、好きなようにグッタリしてもらうつもりでいました。


そうしたら、1泊した翌朝、娘はいつものパターンでパニックが起こり、朝早くから大人の部屋に来て吐いてしまいました。

緊張が解けると吐くんですよねー。

ま、いつもは一人でコンサート旅行中に起こることが家族揃ってるときに起こったので、比較的冷静でしたし、立ち直りも早かったかな、と思いますが…。


こんな状態の子を連れて不動産屋さんで手続きしたり、搬入作業に付き合わせるのはとても無理でしょうから、やはりホテルは2泊にして部屋で留守番できるようにして本当によかったです。


搬入が終わって、夜9時ごろ食べる物を買ってホテルに戻ると、娘は自分の部屋でシャワーを浴びてから私たちの部屋に来てくれました。

娘なりに協力してくれているんですよね。


翌日は、夫が8時過ぎから自宅でテレワークをスタートするため、大人は早めにチェックアウト。
娘には12時までホテルにいてもらい、あとから私が一人で迎えに行きました。

一人でチェックアウトするとなると、ちゃんと時間より前にフロントで待っててくれた娘。

その後初めて仙台の家に到着して、テレビ会議中の夫の背後で大声でしゃべっていたので、それが会議で聞かれてしまった、というわけ。
【そのときの記事がこちら】

ssbluesoudan.hatenablog.com

 

 20歳のひきこもりの子を連れて引越しする、っていうこと自体がマイノリティなので、わが家のケースが参考になるご家庭はほとんどないとは思いますが、こういう子の場合、引越し作業中はとにかくマイペースでいられるマイスペースを確保することが重要かなぁ、と個人的には思います。

引越し作業は大勢のスタッフさんがいますし、居場所はありませんし、その場にいたらパニックを起こすでしょうからね。


当日のことだけでなく、自分で段ボールに詰めたり、段ボールから出して片付けたり、家族の手伝いができなくても、それがこの子の当たり前です。

今回は親の都合での引越しですから、本当に付いてきてくれただけありがたいんですよね。


とりあえず生きてて、一緒に暮らせることが幸せなんだと思って、いろんな試練を共に乗り越えていくしかありません。

なんてったって、また引っ越さなきゃならないんだから。

やるしかないのだっ!