不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


ST気質・不登校の子どもと向き合うママさんが、パパさんをも変えた例

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パパさんが、「頭が上がらない」とママさんの頑張りを認めた話

みなさん、こんにちは。
いつも読んでいただきありがとうございます。

今回は、前回の記事で紹介したご家族のエピソードを紹介します。


話してくれたのは、中学不登校男子のお母さん。
受容までの道のり勉強会もST気質勉強会も受けてくれ、カウンセリングも継続しています。

不登校解決の方法は世の中にたくさんある中、おしゃべり会に参加して私に会ったのをきっかけに、受容までの道のり14カ条を実践したいと思ってくれたそうです。


だんなさんにもそう話すと、初めは全然信用せずあやしんでいたようですが、時間をかけて理解してもらい、ST気質や受容までの道のり14カ条のやり方も納得してくれるようになりました。


年末。
息子さんは中学3年生なので、進路のこともあってデリケートな時期。
息子さんの様子を聞くと、部屋に閉じこもることが多く、かなり苦しんでる感じでした。

両親としては、進路のことは時期も含めて本人に任すつもりでいましたが、親子関係が回復していないので息子さんにまだそれが伝えられてなかったわけです。


学校側からは熱心な担任先生の圧力があり、お母さんが間に入ってすごくがんばっていたんですけど、いよいよ本人に話さなくちゃ、という時のことです。


お母さんとしては、やっと夫婦で協力できるようになったところですから、夫婦揃って息子さんと向き合い、できればお父さんから息子に話してほしかったのです。
お父さんにもそうお願いしました。

ところが、お父さんはこれまでお母さん任せで息子と真剣に向き合ったことがないわけですね。
結局、お母さん一人に行かせてしまったのでした。


結果、お母さん玉砕。
息子さんを前に動揺し、答えられないような質問をしてしまったり、うまく話せなかったそうです。
(これはお母さんの言い方。私自身は気持ちは伝わっていると思います。)

息子さんからは
「わかったから!」
と部屋を追い出されてしまいました。

 

するとお父さん、お母さんのことをケチョンケチョンに言い始めたんだとか。

お母さんご本人の言葉を使わせてもらいますね。

「元々そういう人なんですけど、何か私が失敗すると、すごく前のことまで持ち出して、あの時お前はこうだった、この時はお前がこう言ったからこんなことになったとか、ネチネチネチネチ止まらなくなって、ずっと言われるんですよね。

でもこの時は、しばらーく言ってたけど、そのあとじーっと考えてて、黙ってたんです。

それで、次に言ったことが、

『でも、普段はお前が子どもと関わっているんだからな。
俺なんかに比べたら、接してる時間はずっと多いんだから。
一番頑張ってるのはお前だもんな。
お前には頭が上がらないよ。』

って、言ったんです。」




なんですって!?!?!

 

私、このエピソードを聞いて泣けました😭


お父さん、元々はお母さんからのお願いを断ったからこうなったことに気づいたんですね。

それに、ケチョンケチョンに言い続ける人が、お母さんの頑張りを認めたんですよ!


この変わりよう!!

すごいなぁ〜と思いました。


お父さんは、息子さんの不登校を通して息子の努力にも、妻の努力にも気づいたんですね。

お母さんはお母さんで、だんなさんに対してはとても冷静に対応してました。


みんながすごい!

プラスの回転がスタートしてますね。

 

惜しいのは、お父さんがお母さんのことを「お前」と言うところ。

ご夫婦も人としては対等ですからね、ここは上から目線の「お前」ではなく、ぜひお名前でお願いしたいところです。

ナイショですけど、うちなんか50過ぎてちゃん付けですよ。笑