不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


中国漢方と日本漢方の違い

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泥と草汁(娘の言葉)

娘の漢方薬体験の話を前回の記事でお届けしました。

実は娘、本格漢方薬は初めてではなく今回が2度目です。

1度目は娘が小学校2〜3年生のころのこと。
当時夫の転勤で北京に住んでいた1年半の間に飲んでいました。

そのころは全く娘の気質を理解していなかったので、(何でこの子はこんなに大変なんだ?)と思いながら子育てしていましたが、今となっては急激な環境の変化に対応できずストレスフルになっていたんだろうと推測します。


元々食物アレルギーがあり、徐々に喘息に移行していた娘は、北京に引っ越してから喘息が悪化。
そのほかお腹が変、気持ちが悪いなど不定愁訴をいつも訴えていたので、日本人女性の先生がいる病院に行きました。

喘息については、当時はまだ日本で認可されていなかった吸入薬を1回しただけでおさまりました。
日本から持参した錠剤4種類フルコースを何週間飲んでも治らなかったのが、たったひとつの吸入薬で治るなんて、本当に驚きました。


その後、アトピー体質を改善する目的で、中医学を学んでいるその女医さんに漢方薬を調合してもらっていたのです。


中国で出される漢方薬は、ブレンドせずに一種類ずつ粉末状になったものが1回分ずつの小袋に入っています。
粉末がものすごく細かくて、どの成分もテーブルコショーくらい細かくなってました。

8種類の漢方が出されているとしたら、毎回8つの小袋を開けて自分で混ぜ、そこに水かお湯を入れて飲む、というスタイルです。


毎回混ぜて作るのは大変なので、1日分を作っておいて、それを3回に分けて飲むのはOKでした。

それぞれの成分は結構色とりどりの粉なんですけど、全部を混ぜて溶かしているわけですから、茶色の泥水のような仕上がりになります。
それを残らず摂取するわけ。


これはとてつもなくまずく、子どもがゆっくり味わいながら飲むのはとてもとても…。

そこは同じ年ごろの娘さんがいるドクターもよくわかっていて、少量の水で溶いて一気にゴクッと飲むのをおすすめしてくれました。


もう、これは本当に飲ませるのが大変で…。

だけど不思議なもので、当時の娘はどんなに嫌がっていても飲んだのです。

私が怖かったから仕方なく飲んでいたんですけど、嫌がって言うことを聞かないことはほかにもいろいろあったはずなのに、漢方薬だけは結局飲んだんですよね…。


喘息はそれっきり出ていません。
お腹のブツブツも治りましたし、頭皮のカサカサも治りました。


おそらく、娘の本能的な部分でこれは自分には必要だということがわかっていたから、抵抗しながらも飲んでいたのだと思います。


しかし娘、その激まずの漢方薬がトラウマとなり、その後は粉薬が飲めなくなりました。
意を決して粉薬を飲むと決めても、いざとなると薬を前にしてポロポロ泣いてしまうのです。

なので、月経前症候群の治療で漢方薬の治療を始めたときも、粉薬ではなく錠剤タイプの漢方にしていました。


その娘が、昨年判明した西洋薬での副作用問題で、漢方専門医の下で根本からの体質改善治療を決心したわけです。

予約してから診察までに2ヶ月半もあったので、その間に婦人科でも相談。
ドクターのお子さんはまだ5歳くらいなのに服薬ゼリーを使えば漢方が飲めるんですって。

その話を聞いて20歳の娘もチャレンジ!
あえて粉の漢方薬に切り替えてもらい、服薬ゼリーで飲む練習をしていました。


そしたらなんと娘、レモン味の服薬ゼリーならばなんとか飲めるようになったんですよ〜!
むしろゼリーで上手に包む作業が面白いらしく、さほど嫌がらずに飲むようになりました。

これは良い方法を教わったと思い、たとえ漢方外来で種類が増えようとも、服薬ゼリーで立ち向かおう〜!おー!
っとなっていたのが、まさかの煎じ薬だったのでした。


日本の漢方薬は、一つひとつの原材料は結構大きめの粗みじんくらい。
1日分がブレンドされてひとつの袋に入っています。
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それをお鍋にバラバラと開けて水から煮て、沸騰後30分煮出します。

火を止めたらただちに濾して、液体だけを保存し、1日3回に分けて飲みます。


最初の2回は薄めただけで飲んだので、とても苦労した娘。

私のところに八つ当たりに来ては

「こんな草汁を飲まなきゃいけないなんて!」

と大騒ぎ。
普通に入れたハーブティーまでもがまずく感じてしまったそうです。


でも、漢方の味には甘さを感じるようですから、不思議ですよねー。
私には匂いは甘く感じても、味は苦くて辛い印象でした。
合う漢方は甘く感じるそうなので、やっぱり娘のオートクチュールなんですね。


今のところ、食事が1日2回の娘は漢方も1日2回しか飲めませんが、はちみつ入れながら飲んでくれています。

作るのは私ですけど、なるべく娘が起きていて近くにいる時に作るようにして、アロマ効果も感じてもらうようにしています。


そんなわけで、わが家の娘は中国式の漢方薬よりも、日本式の煎じ薬の方がまだマシのようですよ😅