不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


ひきこもり娘、5年ぶりにいとこに会いました

5年前はカーテンに隠れていた娘が、幼いいとこと上手に遊んでいる姿に感動

先月、20歳になった娘と80歳になった私の父の誕生会で、一族が集まりました。

娘は、父が還暦になったばかりで生まれた初孫です。

ほぼ10年ひとり孫状態でしたが、晩婚だった私の弟のところに男の子と女の子の兄妹が生まれたので、一族で集まると9人になります。


いとこたちとは年が離れていますし、元々私と弟が薄い関係なので滅多に会いません。

そう何度も会っていない間に娘が発達障害と診断され、不登校、ひきこもりになりました。

f:id:umi-shibuki:20191224153648j:image

娘が中学3年生のお正月は、通信制高校に入学することが決まり、娘としても嬉しい報告がしたかったし、お年玉欲しさに祖父母のところに行きたがって、一族で実家に集まったんです。

この時期、娘はすでに感覚過敏がひどいことはわかっていましたが、幼稚園の男の子と2歳の女の子が近くにいるとどうなるかが全く想像できなかったんですね。

いくら娘が不機嫌オーラを出し、話しかけないでという顔をしていても、幼い子どもにしてみたらそういう雰囲気のお姉さんがもの珍しいので、しつこくまとわりついてきます。

娘から気がそれたと思うと兄妹ゲンカ…。


あまりの騒々しさに娘が取った行動は、ソファーの横のタッセルでまとめたカーテンの中にイスを入れて、すっぽりカーテンをかぶって隠れること。

そのカーテンの中で永遠にスマホいじりでした…。


実は、そんな不憫な姿に気づいてるのは私たち夫婦だけ。

私の両親も弟夫妻も、全く気にも留めませんでした。
それくらい、小さな子どもたちの方にみんなの意識が集中していたのです。


こういう状況はどう考えても娘には苦痛ですし、私たち夫婦も気疲れしてしまうので、これを機にしばらく一族で会うのは遠慮しようということに決めて、実際に5年が経ってました。
誰かが順番で病気になったり、わが家は夫側の両親の介護や相次ぐ他界もありましたしね。


今回、8020のお祝いで久しぶりにいとこたちに会ったら、上の子は小学5年生、下の子も1年生になっていました。


お祝いでは外で食事会をし、その後は実家で寛ぎましたが、弟夫妻は上の子だけ連れて3時間ほど外出したのです。

この間、下の女の子のことを娘がずーっと相手していたんですよ〜!


その子が小さな紙に書いた女の子の絵を見せると、娘は

「このお洋服の色がうまく塗れてるね。」

と、実に淡々とした感じですが、「わー、上手ねー!」と大げさにわざとらしく喜ぶのではなく、高く評価しているよ、ということが伝わる話し方で、私は娘の言い方がうまいと思いました。


あれがしたい、これがしたい、と一緒に遊ぶうち、いとこは娘のiPadスマホを使うようになりました。

それでも娘はオールOK。
絶対に断らず、否定せず、やりたがることをとことんやらせてあげてました。

提案の仕方も絶妙。

いとこがiPadのお絵かきソフトで作ったものを「できた。次!」と言うまで娘は黙って見ていて、次に進みたい気持ちになっているのを確認してから、「こういう模様があるよ、こんな色にできるよ」と、やり方を教えていました。

いとこは数回それを繰り返しているうちに操作を覚えて、自分で色を変えたりできるようになってました。


ホントにすごいなぁ、と思いましたよ〜。

すぐ覚えるスポンジ頭の幼いいとこもすごいですけど、子どもの相手を教わったこともないのに、肯定的なメッセージだけで何時間も遊んでいる娘もすごいです。

きっと娘も小さいころにこうやって遊んでほしかったんだろうなぁ、とも思いましたが…。


うちの母なんかは、つい「こうしてみたら?」という言い方で幼い孫に提案していましたが、これだと今のこの作品は直した方がいい、というメッセージになります。
つまり、否定なんですよね。
もちろん、母にそんなつもりはなく、ただ孫とコミュニケーションを取っているつもりなんでしょうけど。

言われた方は無視してましたから、やっぱり面白くないのだと思います。
どんなに幼くたって、子どもは否定されている、というメッセージに敏感なんですね。

私と姪っ子との距離感だとそういう感じがとてもよくわかりました。
娘が小さかった時はなかなかわかりませんでしたけど…。


この数時間、娘と遊んだ幼いいとこは大満足のようでした。
パパママお兄ちゃんがいなくて、誰にも邪魔されないし、誰からも文句言われないし、怒られないし、至福の時間だったみたい。


それにしても5年前はカーテンに隠れて気配を消すことに集中していた娘が、こんなに上手に小さい子どもと遊べるなんて…。

なんだかすごいなぁ、って、本当に感動しました。


自宅に戻ってから娘にその感動を伝えたところ、娘は5年前カーテンに隠れた記憶がないそうです。

それくらい辛かった、ってことですよね。


今回のことは、忘れないで覚えていられるといいですけど。

少なくとも私は覚えていたいので、ブログ記事にしましたよ😊


あぁ〜、本当にいい娘だ☺️


クリスマスなので、わが家のハートウォーミングな話題をお届けしました✨🎄✨

 

ということで今回の記事はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

 

    家族支援カウンセラー 海野しぶきでした🌊