不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


子どものことが褒めてあげられないお母さんの苦悩

自分の母親から褒められたことがないから。それだけが理由ではありません

おしゃべり会に参加してくれたお母さん(Aさん)が、受容までの道のり勉強会を受講してくれた際に出てきた話題です。

かつて、学童保育で働いていたというAさん。

職場の上司から子どもとの接し方のアドバイスとして、「褒めてあげて」と言われていたそうです。

小さな子どもがいる教育現場ではごく一般的なアドバイスだと思いますが、Aさんはどうしても子どもを褒めることができず、苦痛だったんですって。

f:id:umi-shibuki:20191220173232j:image

これは、彼女が自分の母親から褒められた経験がなかったため、育児の連鎖反応で自分の受けた体験しか与えることができない、というのも大きな理由だと思います。

実際、Aさんも自分のことをそう分析していました。


しかしAさん、慕ってくる子どもたちを褒められないことがストレスとなり、その仕事は辞めたんだそうです。


その後ご自分の子育てでつまずくようになり、中学生の息子さんの不登校がきっかけで思春期ブルー相談室を見つけて、ST(スペシャルタレント)気質について知ることとなります。

おしゃべり会に参加し、勉強会にも参加してくれたAさん。
息子さんだけでなく、ご本人にも繊細で感受性の豊かなST気質の要素がおありです。

母親から受けた高圧的な子育ての影響もあり、自己肯定感が低く自分に自信がありません。

息子さんの気持ちもわかりますし、誰も傷つけたくない、迷惑をかけたくないところから、夫や親、学校との板挟みになって辛くなります。


つまり、ものすごく優しいってことなんですね。
誰に対しても上から目線になりませんし。


その気質から、相手が小さな子どもでもどうしても「褒める」ということができず、苦しくなってしまったのだとAさんに説明しました。

なぜなら「褒める」という行為は、上から目線だから。
上下関係にある、上の人がする行為です。

Aさんにとっては、相手が小さな子どもでも対等の関係なので、自分を上に持っていくのが難しかったのだと私は感じました。


人として対等の関係ならば、「認める」。
相手が誰でも、敬意を持って認める。

褒めるのではなく、こちらの方がすんなり気持ちよくできるのでは、とお伝えしました。


例えば、職場の上司に褒められても大して嬉しくありませんが(逆にわざとらしくて嫌悪を感じるかも)、上司から認められたら嬉しいですよね。

上司が自分を対等に見てくれたことを感じ取るから嬉しいのです。


Aさんもこの感覚は容易に想像できるようでした。

これを、職場で出会うお子さんに応用すれば良いのだと思います。
もちろん自分の子にも。
褒める必要はないんですよね。


ところでこのAさん、現在は障害者施設で勤務しているそうです。
偏見なく、誰のことでも尊重でき、人の気持ちのわかるAさんの能力が活かせる仕事でしょうから、これは天職なのでは、と思いました。


今はまだ難しい息子さんかもしれませんが、おそらく彼なりに、そんなお母さんのことを認めているんじゃないかなぁと思います。

ということで、今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!

↓「この記事読んだよ」の合図にわが家のわんこを押していってくださいねっ➰🐶🐰🦌

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村


発達障がい児育児ランキング

↑1日1タップの応援よろしくお願いします。
上と下の写真2つとも押してもらえると嬉しいです😊

 

    家族支援カウンセラー 海野しぶきでした🌊