不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


不登校からの脱出。お母さんから娘へ、娘からお父さんへ。家族に変化が現れ始めました

パパさんもおしゃべり会に参加したお父さんの事例です

前回の記事で、お母さんが思春期ブルー相談室にたどり着いて半年、娘さんが劇的な変化を遂げた例を挙げました。

とても熱心に受容までの道のりを実践してくれた結果です。

しかし、なかなか夫婦揃って同じ目標を持って、というわけにはいかなかったようですね。
(まぁ、不登校対策ではありがちなことだと思いますが…)

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このご家庭のお父さんも、18歳年頃の娘が(しかも思春期ブルーの子が)ぺらぺら男親と話さないことは十分わかっています。

でも、どうしても気になってしまうようで、ついついちょっかいを出してしまうんですね。


週に半分以上もアルバイトをするようになった娘さん、身だしなみにも気をつかうようになって、自分の稼いだお金で全て揃えています。


今回、初開催となったパパさんもおしゃべり会にご夫婦で参加してくれたこのお父さん、男性4人で集まって話している時に、

「何を買っているのか気になって、娘が宅配便の箱を開けているところをちょっと離れたところからのぞいていると、だいたいみんな洋服でしたねー。
お金を稼ぐことが楽しくなってきたみたいで、一時期は毎日娘の荷物が届いてましたから。」

と話していました。


ところが、娘さんからしてみたら、この何を買ったのか覗かれてチェックされるのは、うざい以外の何ものでもないんですね。

お父さんは受容までの道のりの親からは話しかけないを実行しているわけではありませんし、余計な言葉を無意識にかけているわけです。


それである日、

「いいな、いっぱい稼いでて。
俺にもなんか買ってよ。」

などとポロっと言ったようです。


ST(スペシャルタレント)気質の子は繊細です。
しかも言葉どおり受け取りますので、こうした言葉かけはただの冗談とは受け取れず、やらなくてはいけないことになってしまいます。

それが娘さんには、ものすごく重荷になるんですね。


しかし、この娘さんはお母さんが味方なのを体感できるようになったので、これまで我慢していたものが噴出したかのように、お母さんにラインしてきたそうです。


「お給料のことでパパがうるさいのとか正直うざいしイライラする、なんて返したらいいのか分かんないししつこい。
だからってママたちのこと考えてないわけじゃないし。
のでなくすかひかえてくださいとパパに伝えてください」
(もっと長い原文をメールで送ってくださいましたが、これは一部抜粋しました)


お母さん、娘さんにはごめんねスタンプと「わかった」とひと言。
そしてお父さんには娘さんのラインをそのまま伝えたところ、「すいませんでした」とへこんでたそうです。


でも、このお母さんもお父さんも、娘さんに対してまずひと言目に謝れるところがすごいですよね。
これができない親がとても多いと感じるので、このご夫婦は素晴らしいと思いました。


で、パパさんもおしゃべり会当日、この娘さんはネットで知り合ってからリアルでも遊ぶようになったお友だちの家に泊まりに行くため、朝から出かけたそうですよ!


お父さんチームでのおしゃべりタイムで、その日の朝のできごとをちょっと誇らしげに話していたお父さん、

「でも、いつ帰ってくるのか、聞いてないんですよね〜。
知りたい気持ちはあるんですけど。」

と言うと、お隣に座っていたやはり年ごろの娘さんがいるお父さんが、

「聞けないですよねー。」

と父親ならではの表情で共感したら、

「ですよねー!」

と、満面の笑みになっていました。


パパさんチーム、みなさん笑顔。

 

この日2時間近く、初対面のパパさんたちで不登校ひきこもりのわが子について語るのは、正直大変なエネルギーが必要だったと思います。
そんなことこれまでの人生でしたことないでしょうし。

本当に来ていただきありがとうございました。


この体験が、今後の親子関係を考えるきっかけになってくれればいいなぁと思っています。


ということで、今回はここまでとします。
今回と前回の記事のエピソードをブログで紹介することにご協力いただいたご夫婦には心から感謝しています。
ありがとうございました😊


最後までお読みいただいた読者のみなさんもありがとうございました!

 

 

    家族支援カウンセラー 海野しぶきでした🌊