思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


芽が出ない種だって、森には必要

人だって、芽が出なくてもこの世に必要

少し前に一人でツアーに参加して、青森県世界自然遺産白神山地をハイキングしてきました。
ブナの原生林の中に入って、森の命の営みを直に感じられたのは、本当に素晴らしい体験でしたよ!

ガイドさんからブナの木の特性や森の役割など、実際にこの目で見て触れながら聞けたのは、その後の私のものの考え方にも影響していると思います。


ブナの原生林は、人が手を加えずとも自然と循環を繰り返して生き続けています。
大きな木は樹齢200年から300年くらいではないか、とのことでしたけど、いろんな条件で木の寿命も違うんですね。

ブナは、5年にいっぺんくらいの周期で種がたくさんできて、それもエリアによって時期がずれているそうです。

子孫を残すための工夫ですね。


たまたま前年にたくさん芽を出したブナの赤ちゃんを触らせてもらいましたが、葉っぱわずか数枚の、木とも言えないくらい細い茎でした。
まとまって15〜20本あったかな?
集団であるのは珍しいんだそうです。


また別のエリアには、3年経ったというブナの子どもの木がありましたが、丈が50センチもなかったと思います。
ブナは成長がゆっくりなんですって。

でも、この生まれて3年の木の周りには、同じような子どもの木はありませんでした。

ほとんどの木は死んじゃうそうです。

「この木も死んじゃいますよ。
周りに大きな木がいっぱいありますから。」

津軽弁のガイドさん。


ええー!せっかくここまで育ったのにー!
と残念に思いましたが、これは人間側の勝手な感情。


大きな木が寿命を終えて倒れたときにできた空間で、その時一番大きく育っていて、よく陽の当たる木が成り代わって森を形作るんですって。
ちょうどこの写真がそのような場所です。
下に映っているのは倒れたばかりの木の根で、空が見えるのはこの木の葉っぱがなくなったから。
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だから、5年に1回たくさん種が撒かれても、ほとんどは芽も出ないし、芽が出ても大木には成長しないんですって。


だけど、その種も、芽も、子どもの木も、この森の循環の一部。
そういう役割の一生なのです。

これが自然の営み。

でもひとつでも違っていれば、今のこの森ではなくなってしまいます。


人間だって、同じなんじゃないかなぁ、なんて思うわけですよ。

人間も自然のサイクルの一部ですから。


人間には考える頭があり感情があるので、自然の一部ということを忘れがちですけど。
しかもこの国に生まれ育つと、なんだか全員が森を代表する大きな木にならないといけないみたいな風潮ですけど。


そんなこと、自然界ではありえませんから。


人間だって、実を付けなくても、花が咲かなくても、芽が出なくても、すべてがこの世に必要な命なんだと思います。

そういう命の役割なんです。


だから、病気や障害があるからとか、ひきこもりだからとか、発達障害だからとか、社会活動に参加できないといって、自分を責めて苦しむことはないのです。


生まれたからには、それだけで大切な循環の一部。

あなたがひとつ欠けていたら、今のこの世ではないのですから。


そんなことを考えるようになった、白神山地の旅だったのでした。

 

ということで、今回の記事はここまでです!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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    家族支援カウンセラー 海野しぶきでした🌊