不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


不登校の子、発達障害の子。親は“監視“ではなく“観察”を。

親の過干渉である“監視”“見守り”は、子どものエネルギーを奪います

私は、子どもが発達障害でもグレーゾーンでも、つ離れの時期、つまり10歳を過ぎたならば、親は手出し口出しせずに子どもに任せるよう子育ての方針を変えていけば、子どもが思春期ブルーに陥るのを最小限にできると思っています。

そして、思春期ブルーに陥ってしまった子に対しても、やはり全て子どもに任せるように、これまでの過干渉な育児から過保護(子どもの希望を叶えるためにサポートするという意味)な育児に方向転換することをおすすめしております。

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思春期ブルーの子どもと関わっている親にしてみたら、過干渉にすることが当たり前で染み付いているため、それを排除するのはほんとに大変なことなんですね。

よく勘違いするのは、“見守りたい”という気持ちです。

これは、“監視したい”のやんわり系。

厳しい言葉に聞こえると思いますが、子どもの行動を全て把握していたい、管理したい気持ちを、良さそげに、優しげに表現してるだけなんです。

なので、自分が見ていない場所で子どもに何があったのかを知りたくて、あれこれ質問して“詮索する”ことも、監視と同グループに含まれます。

いつまでも自分の手の中にあって、できれば親の希望の言動をしてほしいと願っている、ということです。


でも、これでは子どもは息苦しく、エネルギーをためることができないんですね。


私が思うに、親にはそういう“見張る”意識ではなく、研究者のような感覚での“観察”が必要なんです。


確かに、思春期ブルーの子どもにはサポートが必要。
何でもかんでも勝手にやらせたり、ひとりで考えてやりなさい、というのとは違います。

でも、手出し口出しは過干渉。
見守るも監視もダメだし、あれこれ詮索もNG…。

となると、研究者のような客観的な立場で“観察”をするしかありません。
子どもを研究対象とした実験のつもりで、「今回はこういう作戦を立てたけど、さあ、どうなるか。」という具合。


そこで失敗して子どもからのヘルプ要請があったら快く応じれば良いのです。
お互いに意見交換して、失敗の原因を分析し、次の実験に備える。
この繰り返しです。

思春期ブルーの度合いが強い時期は、それこそ“観て察する”のみ。
気持ちを汲み、親からは話しかけない、という対応をするしかありません。
子どもはそっとしておいてほしいし、何も言われたくないのですから。

 

当たり前のことですが、研究対象の子どもは人間ですし、ひとりしかいないわけですから、何パターンも並行して一度に実験はできませんよね。

無理やり起こすパターンと起こさないパターンや、投薬の量や種類により子どものエネルギー回復がどうなるかを比較したくても、同時にはできないのです。

なので、その子に合うやり方を見つけるのも時間がかかります。
わが家の娘などそれこそ年単位ですよ。


それでも、親が研究者になれるかどうかで、子どもの生きやすさを見つける速度も変わってくると思うのです。

子どもが生きやすくなれば、それはお母さん自身の生きやすさに直結します。

そしてそれは、家族全員の幸せにつながっていくのです。

 

今回の記事はここまでです。
お読みいただきありがとうございました!

 

    家族支援カウンセラー 海野しぶきでした🌊