お母さんが自分のことに目が向くと、気づきが訪れます
思春期の子どもの不登校やひきこもりでお悩みのお母さんを対象に親の会「おしゃべり会」を開催したり、カウンセリングをするようになって、感じるようになったことがあります。
みなさん、子どものことで悩みがあって話しにくるわけですよね。
どうしよう…
どうしたらいいのかわからない…
どうしたらいいんでしょうか…
真っ暗なトンネルの中をさまよっているようだったり、
出口の方向はわかっているのに迷いがあって進めなかったり、
悩みの状態は人それぞれです。
一度しかお会いできない人だとその後どうなったか気になっても知ることはできませんが、おしゃべり会のリピーターさんや継続してカウンセリングを受けてくださる方の中に、ある時突然目つきが変わる方がいらっしゃいます。
これまではふわーっとしてなんとなくどこを見てるのかわからないような雰囲気だったのに、目に力が入って、地に足がついている感じがするのです。
見ているところがはっきりしているというのか、
見るべきところがわかっているというのか。
私が感じる雰囲気なので、なんと表現していいのかわからないんですけど、こういう雰囲気になった方が言う言葉に、共通点があります。
それは、
「結局、私なんです」
「自分なんですよね、自分」
「私のことでした」
と、自分自身がキーワードになっています。
そうです。
みなさん、子どもではなく、自分に目が向いている、ということ。
これ、私がかつて「この子のおかげと思えるまで」という手記の中で
こうして、不登校はいつの間にか子どもの問題ではなく、「私の問題」となっていました。
私自身が、過干渉な親から、子離れをして、子どもの自立を妨げない親へと変貌しなければならないのです。
と書いているんですけど、おそらくこれと同じ体験をしているのだと思います。
子どもに目が向いているとどうしたらいいのかわからなくなってしまいますが、自分自身に目が向くと、何をするべきか、何をするべきではないのかがはっきりわかってくるので、それで目つきや雰囲気が変わるのかなぁ〜。
不登校の解決にはそれこそいろいろな解釈があって、ゴールの考え方も方法もそれぞれですから、何が正解だとか、そういう話ではないと思うんですけど、どんな方法にしろ、やはり「親が変わる」ことが大きなポイントであることが共通の解決策のような気がします。
こういう、変われたお母さん、進化したお母さんにお会いできると、私もとても嬉しいです!
そして、この域に達したお母さんには、悩みたてほやほやのお母さん方に、自分の経験を伝えていってもらえたら、なお嬉しい!
なので、おしゃべり会のリピーターさんは大歓迎です😍
どんどん広がっていけば、深い悩みに陥らずに元気になれる親子が増えるんじゃないかなー、と思います❗️
では、今回の記事はここまでにします。
最後までお読みいただきありがとうございました💕
家族支援カウンセラー 海野しぶきでした🌊