不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


娘、今のバイトを始めてから、初の欠勤

バイト先に欠勤の電話ができました!


「電話ができた」

ただこれだけのことを見出しにするなんてどうかと思いますけど、これができるようになっただけで、発達障害の娘にはすごいことなんです。


娘が発達障害と診断されたのは7年前の中学1年生の時。
診断を受けて以降、ST(スペシャルタレント)気質という概念に出会う前の私は、発達障害についての本を買い漁ったり、講演会に参加したり、テレビの特集番組をチェックしたりしてました。

講演会では、発達障害の当事者で電話が苦手な人は、せっかく就職していても欠勤の電話ができないため無断欠勤が続いてしまい、結果的に仕事が長続きしない、と教えてくれました。

講演してくれた先生は、
「なぜ今この時代にメールやラインで連絡できないのか、できるようにすれば発達障害の人も長く働けるのに。」
とおっしゃっていて、いたく感銘を受けたのを覚えています。


その後、テレビ番組の発達障害特集で、一人暮らしの発達障害の男性(おそらく30代)の暮らしに密着取材している番組を見ました。

起床してから出勤するまでの朝のルーチンをこなすことができず、何かひとつのつまずきからフリーズして、遅刻や欠勤の電話連絡ができないまま夕方になり、就業時間を過ぎてしまった男性の後ろ姿が、数年経った今でも脳裏に焼き付いています。

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実際、うちの娘は小学生当時から家の電話に出ることはなく、電話が苦手だということはわかっていました。

娘が16〜17歳のころに生まれて初めて短期のアルバイトをしましたが、ここは先進的な企業で、アルバイトの欠勤連絡もメールでOK。
倉庫のお仕事だったので従業員の数も多く、いちいち電話に出るよりも効率的だったのかもしれません。

辞める時の手続きもメールと郵送でできたため、職場に行けなくなっていた娘にはとても有り難いシステムでした。


その後、久しぶりにバイト探しをして、近所のパン屋さんの窓に貼ってあった求人案内を見つけたので、詳細を確認しようと訪れると、今はわかる人がいないからと、あとから娘の携帯に電話がかかってきました。
その時は出られないし、かけ直すこともできないし、パニックしてフリーズして吐いて泣いて大騒ぎだったのです。


その件の直後に今のバイトが決まったわけです。

パン屋さんではあんなに電話で苦労したのに、今のバイト先には面接の場所に到着したら電話するようにメールで指示されていて、それもなんとかできたんですよね。

かかってくるより、かける方がマシなのかな〜。
あとは、メールで支持があったからかもしれないですね。


いずれにせよ、今のバイトは数回行けば、社員の人、バイトの人、全員が覚えられるくらい人数が少ないようで、前のバイトとはだいぶ環境が違います。
この前は飲み会にも誘っていただいたわけですしね。


その飲み会の翌週は、土日続けてのバイトだったんですけど、2日目の日曜日は起きてきたものの、どうにもだるくてダメだと判断した娘。
お休み連絡をどうすればいいか、これまで社員の人に聞いていなかったので、メールにするか、知っている人にラインするか、事務所に電話するかでずいぶん悩んでいました。

大体、娘は今の格安携帯会社に変えてからというもの、ライン以外の通話はしたことがないんですよね。
だから電話のかけ方そのものがわからず、イライラしてました😅


朝早い時間から社員の人が出社しているかもよくわからない状態でしたが、とりあえずかけてみると決心したようなので、私がリビングから退散したところ、かわいらしい声で話しているのが聞こえてきました。

すぐに娘がやってきて、いつもの低音ハスキーボイスに戻り、
「一番えらい人が出社してて、体調悪くなっちゃったから休みたいって言ったら、『わかりました〜。じゃあお大事にね!』で終わっちゃた。」
と拍子抜けしておりました。


そんなもんよね。


こうして、またひとつ新しい経験できました。


ということで、今回の記事はここまでです。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました😊