不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


吐血した翌日の娘はというと…

病院をどうするかと、私自身の覚悟

前回の記事で、娘が夜中に吐血したので学校は休むことにしたところまで書きました。

朝、娘が起きてくる前の時点では、その日(土曜日)のうちに病院に連れて行った方がいいかと思って調べていました。
とにかく病院が嫌いな娘ですから、連れて行くだけでも大変なんです。

慣れた場所の方がいいので、皮膚科でたまにお世話になっている総合クリニックの消化器内科ならどうかと思って調べたら、そのクリニックが予約できるのは平日のみ。
週末でも診療はやっているんですが受付順に待たなくてはなりません。
ネットには15人待ちとか出てますし、想像しただけでちょっと気が遠くなりそう。

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そして、起きてきた娘。
意外にも食欲はあるみたい。
その時点では学校に行くつもりでいたわけですし、
「朝食は食べた方がいいけど、夜中に血を吐いたんだから、食べるなら消化がいいものがいいよね。」
と自分で判断して、温かいうどんを食べることにしました。

普段なら食べ始めるまでにもっと時間がかかるのに、日常とは違う事件が起こっているからなのか、アドレナリンか何かの影響でいつもよりエンジンがかかっていて、元気そうにペロリと平らげた娘。
具合悪くなくてすみません、みたいな顔をしています。

この様子を見て、私もまず緊急性はないと思えました。

それで、病院は先ほどの総合クリニックに平日予約をして行こうかと考えましたが、それよりも、娘が最近2度ほど通っている総合病院の婦人科の診察がもうすぐあるので、そこから消化器内科に回してもらおうかと思い付きました。

婦人科は、娘が中学の頃から行っている発達障害の病院からの紹介状を持って受診しているので、これまでの経緯がカルテに記入してあります。
いろんな恐怖症があるから、怖いと感じた検査は受けたくないと本人が希望していることも婦人科の先生は知っているので、それは消化器内科の先生にも申し送りをしてくれるでしょう。

そういうことも含めて、娘の特徴的なことがすでにカルテに書いてある病院の方がいいのではないかと思ったのです。

そんな話を娘にもしたところ、「そりゃそうだよ!」ということで、娘にも了解が得られたわけです。

娘は注射が無理だと言ってますし、吐きやすいので胃カメラなんて到底受け付けないでしょう。
差し当たってできそうな検査はエコーくらいです。

しかも吐血は一度だけで、その他の症状はありません。
何度も吐血したり痛みがあれば、娘も嫌だと言ってられなくなるのかもしれませんが…。

私は、いろんな意味で覚悟が必要だなぁと感じたわけです。
通院にしてもそうですし、大きな病気が見つかったらでもそうですし。


かつて、娘がまだ1歳のお誕生日を迎えたばかりのころ、川崎病で入院したことがありましたが、今回の吐血でその時の大変さがまざまざと思い出されました。

何をされるかわからない恐怖から、検査の翌日は声が出なくなるほど泣き叫んでいた娘。
退院後も心臓のエコー検査のために眠り薬を飲ませて通院しなくてはならず、やっと眠ったと思ってもその時になると暴れて検査にならなかったり、苦労したことばかり。

当時、同じ小児科病棟に腎臓の病気で入院していた男の子のお母さんとほんの数分の立ち話をしたことをいまだに覚えています。
まだ20代半ばくらいの、さらりとした長い髪のお母さん。
おそらく20歳そこそこで出産したと思われます。
生まれながらに難病を抱えた子は、食事の管理をしっかりしていても入院を余儀なくされることがよくあるとのこと。
このお母さん、娘の入院にオロオロしている私とは違って、肝が座っていてとてもカッコ良かったのです。
たくさんの不安を乗り越えたんだろうな、とは思いますが、キラキラした笑顔がとても素敵な人でした。
たとえ難病だったとしても、こういうお母さんだったら子どもの心は元気でいられるだろうな、と思います。

今回のことで、久しぶりにそのお母さんのことを思い出しました。


さて。
早起きした娘はその後また寝てしまいましたが、お昼に起きてからは元気そうにしていて、結局その日は3食しっかり食べたのでした。

しかも、夜中には通信制大学のテストに向けて過去問をやり、家庭教師の先生に報告したみたい…。
翌朝、びっくりした先生が私にメールしてきました。
ま、先生が驚くほど勉強はしていない、っていうことなんですけどね😅

これもまた、娘の姿。
どこかしらにユニークさがあるのです。