不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


バイトに応募するため行動を始めた娘ですが…

近所でできそうなバイトは候補が二つだけ…

近所をウロウロしてアルバイトの募集をしているお店を探し、パン屋さんとレストランのホール係を探して来たところまでを前回の記事で書きました。
娘と犬の散歩をしながらバイト探ししました - 思春期ブルー相談室ブログ


レストランは休日夜だけの募集でしたし、パン屋さんに至っては募集しているという事実がわかっただけで、時給も時間帯も不明…。

娘、ゲームで知り合った仲良しの友だちに、そのパン屋さんの求人案内の話をラインのグループトークでしたら、「斬新だね!」と返信が来たそう。
その反応がよほど面白かったらしく、私にも教えてくれました。
2人で大爆笑🤣

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その後、あまりに候補が少なかったこともあり、駅前まで範囲を広げてもいいかな、と思ったそうで、またネットでバイト情報を探し始めた娘。
これまで飲食店は絶対に無理だとしていましたが、レストランのホール係を候補にするなら、コーヒーショップくらいはなんとかなるかも、と考え始めたようです。

ネット情報を見つけては私のところに来て、「〇〇コーヒー△△店って、どこのこと?」から始まり、わかる範囲の情報を元に、そこで働くことを想定してのシミュレーション話を始めるのでした。

ST気質さんはシミュレーションが大事

ST(スペシャルタレント)気質の場合、先に起こることへの心の準備が大事なので、集められる情報はできるだけ集めて知っておきたいんですよね。
なので、親が「テキトーにやりながら覚えればいいじゃん。」などと言ってしまうと、キレてしまいます。

私は過去に何度もこの手の失敗を繰り返していて、なかなか娘に信用してもらえず、険悪な親子関係を脱することができませんでした。

しかし、娘にとってはこのシミュレーションが大事だし、私に話すことでまだほかに予想できることはないか確認しているだけだとわかってからは、私も受け答えがだいぶ上手くなって、娘を怒らせることが減りました。

要は、私の意見は言わずに、聴くことに専念すればいいのです。
娘が疑問に思っていることは、よくよく考えれば私も確かに疑問ではあるので、
「そこが確認できたらいいよね。」
とまとめたら、納得して話が終わるようになりました。

娘は私に教えて欲しくて答えを求めているのではなく、確認事項をまとめている自分の考えを、私にチェックしてほしいだけなんですね。

…ちょっとね、こうして文章に書いてみるとややこしいですが、結局のところ私がお伝えしている「受容までの道のり」の中の「心の中まで聴き切る」の実行です。

うなずいて肯定して、繰り返して、要点をまとめる。

この中に、私の意見は含まれていません。
娘が話していることに、一つひとつチェック印 ☑︎をつけるイメージです。

さて、娘はどう行動したでしょうか

ゴールデンウイーク中、私と犬の散歩をしながら張り紙を見て回り、翌日にはスマホで求人情報を見ていた娘です。

さらにその翌日、私と夫は二人で野球観戦に行ってきました。
夜になったころ帰宅すると、なんと娘、夕方一人でパン屋さんに行って、アルバイトの募集のことで質問してきたとのこと!

私たちが留守の間、急に思い立って出かけることはこれまで皆無でしたから、めちゃくちゃ驚いてしまいましたよ〜。

娘によると、お店にいたのはパートの人だったので結局のところ何もわからなかったそうですが、名前と連絡先を聞かれたとのこと。


問題は、この後です。

翌朝、娘にしてはかなり早い時間帯に起きてきました。
新しくしたばかりの携帯に着信履歴があるんだけれども、電話が鳴らなかったので気づかなかったとか。

そもそも娘は電話が苦手なので、気づいたとしても出られなかったかもしれないんですけど、この時から娘の苦悩の時間が始まりました。


またかかってくるかもしれない恐怖…

自分からかけた方がいいことはわかっているんだけど、どうしてもできないジレンマ…


やりたくてもできない、というのは、不登校になった思春期ブルーの時からずっと付いて回る、ST気質(発達障害及びその周辺のグレーゾーン)の人の特徴です。

娘、途端にまた地面の下に潜ってしまいましたよ。


では、この続きはまた次回に書きますね。