不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


ブログ読者の方からの質問にお答えします【追記あり】

娘が15歳の頃の私について

いつもブログを読んでくださる読者のみなさん、ありがとうございます。
先日、ブログの更新を楽しみにしているとの方からメッセージをいただきました。

そのメッセージの中に「海野さんは娘さんが15歳の頃はどのようにお過ごしでしたか?」という質問がありましたので、今回の記事ではそれにお答えしてみたいと思います。


娘が15歳というと、私が「思春期ブルー研究所」のブログから『SDKS+C』を知り、さらに家族支援メンタルサポート協会の提唱する「ST(スペシャルタレント)気質」を知って、のちに『受容までの道のり』としてまとめたことを実践していた時期になります。

ちょうどその頃のことからブログに書き始めていて、このはてなブログの最初の記事は娘が中学3年生の夏から冬にかけてのことを書いています。
それがこちらの記事ですね。

この子のおかげと思えるまで【前編】 - 思春期ブルー相談室ブログ

この子のおかげと思えるまで【後編】 - 思春期ブルー相談室ブログ


その後、娘が通信制の高校に行き渋り出したころの話を前のライブドアブログで書いています。

娘、通信制高校に入学して : 不登校 ひきこもり 家族支援カウンセラー海野しぶきの思春期ブルー相談室ブログ

 

そして、退学した頃のことがこちらになります。
↓ 

娘、高校自主退学 : 不登校 ひきこもり 家族支援カウンセラー海野しぶきの思春期ブルー相談室ブログ

 

この時娘がちょうど15歳、私が家族支援カウンセラーの資格を取得した頃です。
今読み返してみても、大変だったなぁと思います。

これらの記事の中では触れていませんが、当時は義父母の介護もありましたから、大人の誰かがメンタルでやられてしまうと、一気に総崩れの共倒れになりそうな、ギリギリのラインにいたのです。

私はたまたま「SDKS+C」と「ST気質」に出会えたことで心の持ちようがわかってきて、なんとか鬱にならずに済みました。
私が義父を励まし、義父が私を励ましてくれ、夫とも協力していかに落ち込まないようにするかを工夫していました。

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当時はあまりわけも考えず、やるしかなくてやっていたのですが、今となってはこの工夫がとても大事なんだということがわかります。

なぜかというと、人の脳というのは、ネガティブな思考を好んでするようにできているからです。
ネガティブな思考は刺激の強い“嗜好品”なので、脳にとっては美味しくてたまらないというわけ。
からだに悪いと知りながらやめられないタバコやアルコールと同じです。

タバコやアルコールの過剰摂取が原因で内臓にダメージが出るように、なすがまま脳にネガティブな嗜好品を与え続けていると、鬱になってしまいます。

鬱にはならない方がいいので、脳に与え続けないような工夫が必要となるんですね。

鬱にならないために私がしていたこと

私は、元々困ったことがあると仲の良い友人と話して相談していました。
大抵話題は共通の対人関係や子どものことでしたから、お互いにストレス発散できて良かったのですが、娘が発達障害と診断されると娘のことを話題にするのは難しくなってきました。

そこで私は子どもの話が思う存分できるカウンセリングを受けるようになったのです。
それが私が鬱にならないための一番の工夫だったと思います。

その1年後には不登校が本格化していますので、カウンセリングを受けるところも発達障害から不登校を支援するところへと移行していきましたが、娘が中学生の頃は、発達障害の病院も含めると最大で4カ所も通っていました。

こうして、私はあえて週に一度、月に4回は話せる場を作っていたのです。
これに中学の担任の先生が加わると月5回です!多いですよね〜。笑

私は人に話すことで頭が整理される感覚があり、同じエピソードを何度か繰り返し話せると、自分自身を冷静に分析できるようになることもわかりました。
それで「受容までの道のり」の基礎ができたのです。


娘が高校生になったころに自分がカウンセラーになる勉強をしましたが、森理事長の話の中に、「心に溜まったものは、話すことで外に出さないと鬱になってしまう。人に話して、相手に聞いてもらうことで心にすき間ができて、やっと新しいことが入ってくる。」と聞き、まさに自分の体験そのものだったのですごく納得がいきました。

そうした自分自身の経験も踏まえて、私は子どもの不登校でお悩みのお母さんたちに向けて、ブログでもしょっちゅうカウンセリングをおすすめしているのです。

話を聞いてくれるなら友だちや親でもいいかというと、それは全く別ものですね。
親ですら、自分の知らない場所で孫の不登校を言いふらすことだってあるのです。
子どもや家族のトラブルを聞いてくれる友だちがたくさんいて、その後の影響は全く気にならない人はいいですけど、大方の人はそうではないはずですし、大切な友人に自分の辛さを背負わせてしまうことになるので、それなりに代償は必要です。
疎遠になる可能性もあります。

やはり、家族の話は、聴くことを職業としている人に、安全面も確保した上で聴いてもらうといいですね。
溢れる思いを外に出して、心にすき間ができるようになるには時間がかかるものですが、ネガティブな思考に囚われて鬱に向かうのがわかっているならば、とにかく聴いてもらいましょう。

私が工夫していたことをもうひとつ別の言い方で表現してみるならば、子どもの不登校の問題を、自分の考えを変えることだけでどうにかできるとは思っていなかった、ということかもしれません。
確かに、私の考え方を変える、私が変わることは大事なことなんですけど、それだけで娘をなんとかできるほどの力は私にはありませんから、支えが必要だったのです。
直接娘とつながる支援ではなくても、私に支えがあることで、それが間接的に家族崩壊を防いでくれました。
それくらい、カウンセリングを受けることは私にとって重要なことでしたよ。
今はその恩返しがしたくてこの活動をしています。

メッセージを送ってくれた方へのお答えになったかしら?

期待していた答えと全然方向性の違う内容だったらごめんなさいね。

 

【追記  2019/05/13】

質問をくださった読者の方からご感想をいただきました。

鬱予防のカウンセリングにいろいろと回ってみたいとのことです。

良かったですぅ〜。私もホッとしました〜。