不登校ひきこもり 思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


夫の不機嫌に巻き込まれた娘の対応

STパパ、久しぶりにストレスマックス

少し前のことです。夫が仕事のことでストレスが溢れてしまったらしく、数週間にわたって家でも不機嫌極まりない態度を取っていました。

仕事でどんなストレスがあるのか話してくれず、こちらは何があったのかもわかりません。
突然嫌〜な人に変身してしまった感じです。

実は若い頃の私は、夫のそういうところに悩まされ、たびたびケンカしていました。
娘が生まれてからは、わが家には私に不機嫌をぶちまける人が2人になり、私も負けじと応戦…。

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ところが夫の親の介護が始まり、娘が不登校になり、私たち夫婦は難しい案件に協力して立ち向かうしかなくなりました。
それがきっかけなのかなんなのか、それ以降夫は私に不機嫌をぶつけることがなくなっていたのです。

なので、この春の不機嫌夫は何年かぶりのことで、私も本当に久しぶりの感覚に見舞われたわけ。

しかも今回は私だけでなく、娘も被害に遭わされていました。

言葉はなくとも態度だけで傷付いてしまう繊細な娘

ある時、娘がダイニングテーブルで自分の位置だと思って使っている椅子に夫が座り、娘が自分の物だと思っている携帯の充電用ケーブルを夫が使っていました。
娘がそれを使いたくて「それ、私の」と言った途端、夫は椅子から勢いよく立ち上がり、力任せにケーブルを抜き、おそらく本人はテーブルに置いたつもりなんでしょうが、どう見ても床に叩きつけ、その場から立ち去りました。

この動作に娘がひどく傷ついているのがわかったので、私は「パパはイライラしてると物を丁寧に扱うことができなくなるのよ。」と言っておきました。


数日後。
夫が会社に行っている日中に、娘がその時のことを思い出しながら夫の動作を再現し、「そんなことすることないのに…。」と涙ぐみながら話しています。

私は娘に対して、「私も若い頃からパパのそういうところでずいぶん嫌な思いをしてきた。」ということを教えました。


その翌日。
朝、娘がまだ寝ている時間に、久しぶりに私と夫が言い争いをしました。
先日の夫の態度に娘が傷付いたことを話したのが発端だったかもしれません。

夫は0か100なので、人間関係でもどちらかが100%悪者と捉えてしまいますが、人間関係でどっちかだけが悪いことなどなくて、お互いに影響しあって、どちらにも非があるのが現実です。
だから私も悪いし夫も悪いし、またどちらも悪くないのです。

被害者意識が強いと相手を責めてしまいますが、私はできるだけ最近の彼独特の攻撃を真に受けないよう、ユーモアを交えながら返し、ケンカに発展しないように努力しているのだ、ということを伝えました。
その時は私もエキサイトしてしまいましたが、普段の努力をわかってもらいたかったんですね。
(実際は文字では表現できないほどの口論の末にやっと納得してもらえた感じですけど…😅)

一方的に不機嫌をぶつけられた娘が学んだこと

その日の午後、夫がいない時。
娘がチラッとパパのことで不満を漏らしたので、朝口論したことを打ち明けてみました。
すると、「なんか言い合いしてるのが聞こえてた。」と正直に言ってくれました。

私は、口論のやり取りを娘にも教え、
「前に本で読んだんだけど、不機嫌は立派な公害と同じだから、不機嫌を撒き散らしちゃいけないんだって。
これまでうちには不機嫌をばらまく人が2人いたから、私は大変だったんだよ。あなたもパパに嫌な思いをさせられた今なら分かるだろうけど…。」
と言ってみました。

一瞬ムッとする表情を見せた娘ですが、次の瞬間には気持ちを切り変えていました。

そしてその後、なんと娘は不機嫌になることが極端に減ったのです。
パパのことで嫌な思いをしたことが効いたのでしょうか?

娘が家族に対してキレない対応ができる時が来るとは思ってもいなかった私。
自分がされたことで、受ける側の気持ちがわかったのかな。

これがいつまで続くのかはわかりませんが、それでも娘の成長を感じた一件でした。
夫の不機嫌にも意味があったというわけですね。

その夫も、私との言い争いの後は不機嫌が治まりましたよ(^^)

会社でいいことがあったのかな?


ちなみに、私が娘に話した本の内容ですが、その後調べてみたら私はちょっと覚え間違いをしてました。
正確には不機嫌は「公害」ではなく「環境破壊」でした。

その一節です。

不機嫌は立派な環境破壊だということを、忘れないでいましょう。私たちは時に、顔から、口から、態度から、ダイオキシンを出していないでしょうか。これらは大気を汚染し、環境を汚し、人の心をむしばむのです。
笑顔で生きるということは、立派なエコなのです。

 

令和の時代が始まる今だからこそ、この言葉を今一度心に刻んで、笑顔で生きること、和を育むことを自分に課していきたいと思います。