思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


『思春期ブルー』とは

『ST(スペシャルタレント)気質』の子が思春期を迎えるとどうなるか

私が家族支援カウンセラーの資格を取った家族支援メンタルサポート協会では、人にはない優れた才能を持ちながらも、基本的な人間関係能力に弱さがあり、集団の中で協調性を要求されると居心地の悪さを通り越して、辛くなってしまうタイプの人のことを『スペシャルタレント気質(ST気質)』と命名しています。

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気質ですから、生まれながらのもの、家族性のものです。
発達障害と診断された人だけではなく、その周辺のグレーゾーンの人までも含んだ考え方であり、医師による診断の有無は関係ありません。
そして、その人の持つこだわりの強さが、内在する特別な才能(スペシャルタレント)に結びつくと、研究分野やスポーツ芸術表現分野での活躍につながります。

しかし、周囲に理解されず、人並みを要求され、人間関係能力の弱さを追求されると、その環境にストレスを感じ、二次障害としての病理を発症させてしまうことも少なくありません。
特に、思春期の時期は不登校ひきこもりの原因ともなります。


"つ離れ"のころ、つまり10歳を過ぎる頃から、ST気質の子どもたちは、いろいろとからだの不調を訴えるようになります。
お腹が痛い、頭が痛い、クラクラする、気持ちが悪い、朝起きれない、などなど。
この体調の悪さ、特に朝の悪さはハンパではなく、学校へ行けなくなることから不登校が始まります。

診断名を付けるとなると、
鬱病慢性疲労症候群過敏性腸症候群起立性調節障害パニック障害摂食障害、対人恐怖症、強迫性障害、などなど…。

最近では特に病名は付けず、「人よりも敏感だからね」とか、「感受性が強いからね」「抑うつ状態になっているかな」など、やんわり言われる子も多いようです。

思春期の子どもに見られる異変は親の対応次第で改善する

私の心の師匠である、あいあいキッズクリニックの故北島先生は、『思春期ブルー研究所』というサイトを作っていましたが、そこでは思春期の子どもたちに見られる異変全般を『思春期病』と言っていました。
かかる診療科によって病名や診断名ばかり増えてしまったり、違う病名でも結局とれる対応は同じだったりするので、一つひとつを区別せずに、全部ひっくるめて『思春期病』と命名したのだそうです。
“病”といっても、思春期病そのものに付ける薬や飲ませる薬があるわけではありません。

ブログでは、ひたすら「親が変わること」を目的として、繰り返し繰り返し先生の提唱していた『SDKS+C(信じる・黙る・聴く・全て任せる+親が変わる)』という方法をお書きになっていました。

 

この方法と、ST気質の理解を組み合わせることにより、私は娘との関係が劇的に良くなりました。
その結果、私は家族支援カウンセラーになり、自らの経験を伝えていくという使命が与えられたわけです。

そこで、北島先生が作っていた“思春期ブルー研究所”という名前がとてもステキだと思っていたので、今は亡き先生のあとを継ぐべく(勝手にですけどね…)『思春期ブルー』の名称をそのまま使わせていただくこととしたのです。

 

私の中では、ST気質の子がストレスフルになり、心のエネルギーが消耗すると、『思春期ブルー』に陥る、という図式ができています。
ノーマルな子であれば、ショックなことがあってちょっと落ち込んでも、数日経てばまた元気に復活しますね。
ところが『思春期ブルー』になる子は、そういうノーマルな子とは全く違う反応を示します。

『思春期ブルー』の解決法はただ一つ、子どもの心のエネルギーの回復です。
そのための方法を、思春期ブルー相談室ホームページでは「受容までの道のり」として一気に詳しく解説しています。
長い文になりますが、早く知りたいという方はぜひお読みになってみてください。

 

こちらのブログの方では「受容までの道のり」に準じて、みなさんのヒントになりそうなことをお届けしていきます。

 

www.umino-ssbluesoudan.com