思春期ブルー相談室ブログ

家族支援カウンセラー海野しぶきによる不登校・ひきこもりの解説と、わが家の話


『ST(スペシャルタレント)気質』とは

思春期でつまずくようになって見えてくる気質

わが子が思春期に突入し、突然トラブルが噴出。
反抗的な態度や暴言、暴力。
朝起きれず、昼夜逆転し、ゲームやスマホへの依存。
摂食障害や強迫性障害。
そして不登校、ひきこもり…。
子どものつまずき「思春期ブルー」に親はどうしたらいいのでしょう?

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つい親は目立つ現象に目を奪われ、そこを元に戻せばなんとかなる、と思いがちですけれども、それでは問題を長引かせ先送りにするだけです。
解決の糸口は、こうした子どもに共通する独特の気質を認めることで見つかります。

この、共通する独特の気質に『スペシャルタレント(ST)気質』と名称をつけて活動しているのが家族支援カウンセラーです。
私は気質の理解とともに、自らの経験を元に心の整え方をお伝えすることで、みなさんが子育ての悩みから立ち直るお手伝いをしています。


以下、家族支援メンタルサポート協会(通称かしめん協会)での『スペシャルタレント気質』の定義を記しておきます。

ST(スペシャルタレント)気質とは

ST(スペシャルタレント)気質とはかしめん協会理事長の森薫が、長年のメンタルサポート活動によって解明し、命名した特別な気質です。
不登校や非行など、思春期で苦戦する子どもたちには、ある共通の気質が存在します。
その気質をST(スペシャルタレント)気質と名付けました。

内なる能力のアンバランスさが特徴で、五感力に富み、鋭い感性やセンスひらめきを持つ一方で、集団適応能力や協調性という、人間関係づくりに欠かせない能力に弱さがあります。
また、こだわりが強く、そのこだわりが、内在する特別な才能(スペシャルタレント)に結びつくと、研究分野やスポーツ芸術表現分野での活躍につながりますが、周囲に理解されなかった場合は、学校生活や社会に適応できず、不登校や引きこもりの原因ともなります。

ST気質は先天的なもので、ST気質をもつ家族を「ST気質家族」と呼んでいますが、本人たちの自己認知や周囲の理解がないと、家族ぐるみで苦戦することになり、鬱をはじめとする家族病理に見舞われ、家族崩壊につながることも少なくありません。

しかし、この気質を自ら認知でき、周囲の理解と適切な支援があれば、豊かな才能が開花でき、周囲にとっても有意な存在として、社会にも大きな貢献ができるのです。
まさしく、我が国の未来に必要なST(スペシャルタレント)と言えるでしょう。

 

以上、かしめん協会のホームページより引用

 

発達障害とはどう違うの?

娘が中学1年生で発達障害とわかってから、私もいろいろ本を読んだり、講演会に行き勉強しました。

そして、発達障害の子、またその周辺のグレーゾーンの子を「障害」と位置付けるのではなく「特性」としてとらえて、独自の表現で活動していらっしゃる方がたくさんいることがわかりました。

発達凸凹、ギフテッド、チャレンジド、パステルゾーンなど、いろんな表現がありますね。

中でも私はこの『スペシャルタレント(ST)気質』が気に入り、自分が家族支援カウンセラーの資格を取得するまでになりました。
実際、この言い方のおかげで私は娘の特性を肯定的に、前向きにとらえられるようになりましたし、娘自身も『ST気質』は見事にすんなり受け入れることができました。

実は娘がADHDと診断された当初は、家族全員が『発達障害』は抵抗があってなかなか受け入れなれなかったんです。
でも一旦『ST気質』として受け入れてからの“発達障害”であれば、「まぁ、仕方ないかな、世間一般での名称はそれなんだから。」っていう感じで受け入れています。

今では家族みんなが尊敬の念を持って「この人はSTさんかどうか」と話題にするまでなりました。
家族が受け入れやすい表現が見つかったことで、不登校でひきこもりの娘がいても、家の中が明るくなった感じがしたものです。


ということで、思春期ブルー相談室では、思春期ブルーになるようなタイプの子全般、つまり「発達障害及びその周辺のグレーゾーンの子」をみんなひっくるめて『ST気質』と表現しています。
読者のみなさんにもぜひ『ST気質』についてご理解いただき、また、思春期ブルーのお子さんのことを、私の大事なスペシャルな子だということを思い出しながら、一人の人間として認め、大切に大切に育ててもらえたらと思います。